私たちが相手へ何かを伝えたいとき、必ず何かしらの方法で「表現」しなければなりません。「ことば」では言語的に、「イラスト」では視覚的に表現できますが、その全てを手で作るには限界があるというもの。例えば“本物の質感”を伝えたいとき、データに基づいた“正確性”を大事にしたいとき、時間経過による“変化”を表したいときなど、私たちが紡げる「ことば」や「イラスト」だけでは伝わらないことが沢山あります。
そのような「私たちの表現の限界」を取り払ってくれる存在が、画像や動画です。写真やイラストなどの素材や、プロットしたデータ、シミュレーション動画などなど。編集に制限が生まれる反面、うまく扱えば表現力がぐっと高まります。本誌『03 Images & Videos』では、その新たな表現力を引き出すことを目標に、動画像の仕様や編集機能を紹介します。これらをマスターして、より豊かな表現ができるマスターを目指しましょう!
11 - 18
<
>
デジタル化の進んだ昨今、「パソコンで画像を扱ったことがない」という人がほとんどいないくらい、馴染みのあるものになりました。スマホで撮れる写真はどんどん高品質になり、Webを見ればフリーのイラストも沢山配布されています。どんどん身近で当たり前の存在になってきています。
ところで、私たちはなぜ動画像を使うのでしょうか?視覚的なコミュニケーションなら、文字とイラストで事足りるはずです。なのに、なぜ…?
そう、画像を使うことが当たり前になった今だからこそ、自身に問い直すことで本質が見えてきます。本誌では私たちの能力では表現しきれないものごとを表現する、表現力を拡張するために画像を使う、と解釈して様々な機能をまとめてみました。できないことをできるようにして、より一歩進んだ表現ができるように、ぜひなっていきましょう!!