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研究を発表する方法の一つとして欠かせないのが、ポスター発表。プレゼンツールとして求められる役割は、スライドとは大きく異なります。プレゼンターがいなくても、単体で「プレゼン」として機能する必要があるのです!
これを実現するためには、「発表内容」と「ビジュアル」の両面から、伝わるように「デザイン」しなくてはなりません。内容を適切に構築し、ビジュアライズしていく。本質的な「デザイン」を使いこなすことで、初めて実現できます。
本誌では、発表用ポスターをデザインの手法で構築しながら、実際の制作の流れまで紹介していきます。本質的なデザインを駆使して、より魅力的に発信できる発表用ポスターを作成していきましょう!
語るに尽きない研究内容を簡潔にまとめ、誰が読んでも理解できるよう見た目も整っている—発表用ポスターの制作は、決して簡単なことではありません。内容のバランスが崩れたらポスターの構成にも影響が及んでしまう上、ビジュアルも整っていなければ、どこに何の情報が載っているのか一目では分からなくなってしまいます。
いわゆる「ぐしゃぐしゃ」なポスターが仕上がってしまうわけですが、それでは作る意味が無くなってしまうというもの。
だからこそ、今回は内容を構成するところからデザインを始めてみましょう。「デザインのロジック」を踏まえた上で、まずは発表する内容を構造化します。それをビジュアライズすることで、視覚的にもロジカルな発表用ポスターを作れるはずです。
PowerPoint Re-Masterシリーズの最終章にして、全ての知識を総動員する発表用ポスターの制作。デザインを武器に、ぜひ立ち向かってみましょう。きっと、あなた世界観がぐっと広がるはずです。さぁ、新たな領域へ踏み出しましょう!