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デザインとは、より良いものをつくりだすための考え方の一つです。「観察して、課題を探りだし、解決してより良いものを生みだす」。このマインドに沿い「より伝わる」スライドを生みだしてきました。
ところが、プレゼンテーションの場で伝わるものは、「内容」だけではありません。面白さやビジュアルから得られる印象という「魅力」もまた、相手に深く伝わるものなのです。ならば、ビジュアルデザインとして、見た目の魅力を追い求めてみるのもいいでしょう…!
PowrePoint Re-Master最終巻『00 Advanced Challenge』では、内容を伝えることから一歩踏み出して、より魅力的なビジュアルが作れるようになることを目指します。様々な表現手法を身につけて、より楽しんでもらえる資料を作れるようになっていきましょう!
「プレゼンテーションの魅力を高める」と、書くこと自体は簡単です。相手がときめくものを作ればいいのですから。しかし、実際に作るとなると難しいもの。
相手に伝えるべき「魅力」とはつまり、自分がコンテンツに対して「最も面白いと感じている物事」に他なりません。自身の研究や発表内容の中で、最高にクールでアツい部分こそが、相手を魅了する原石なのです。
ただし、相手が自分と同じように魅力的に感じるためには、相手の価値観へと変換しなければなりません。その変換方法の一つこそが、見た目を魅力的に換える「ビジュアルメイキング」なのです。
そこで本誌では、ビジュアルメイキングをするための基本技術と応用的な考え方を紹介しつつ、それらを使った魅力的な演出方法を、52ページかけて紹介します。
ビジュアルが作れるようになれば、あなたのプレゼンテーションの魅力は爆発的に上がるはずです。ぜひ一緒にビジュアルデザインの世界へ踏み込みましょう!