研究発表用のプレゼンスライドや発表ポスターを作るとき、PowerPointを使っていないでしょうか。一癖も二癖もあるこのソフト、今までなんとなく使ってきたものの、高い初心者向けの本を買うほどでもないけど「デザイン」的なことができるほどは使えないな…みたいなこと感じているのではないかと思います。しかし、良いモノを作るためには、道具を的確に使いこなす必要があるのも、また事実です。
そこで、PowerPointについてもう一歩踏み込んだ、さらに使いこなせるようになるための、様々なノウハウや技術についてをまとめたのが、本シリーズ「PowerPoint Re-Master」です。今回はその第00巻「Basics & Overviews」として、操作のフローや設定事項・仕様などの基本と概要をまとめました。今まで使っていて気にしていなかった、気付いていなかった!となるような項目を中心に構成しています。
7 - 8
<
>
PowerPointだけで作りました。
実は、PowerPointは非常にポテンシャルの高いソフトです。きちんと使いこなせれば、イラストも描けるし、動画像も編集できる、万能ナイフのようなソフトだったりします。右の画像もPowerPointだけで作りました。
本シリーズを通して、このようなスライドを作れるレベルの技術やノウハウはまとめていく予定です。本誌「00 Basics & Overviews」は、次回以降でそれぞれ掘り下げていく前の、下地を固める準備号です。
PowerPoint Re-Masterシリーズは全シリーズの構成がほぼ全て終わっています。次回以降は、PowerPointの文字と文字組みについてや、イラストの描き方、アニメーションの作り方などをそれぞれ深く掘り下げて紹介していく予定です。
そして最後に、その集大成としてプレゼンスライドやポスターの作り方について考えていきます。
実用書をPCに並べて使うときに感じていた、スペース足りないことや本が勝手に閉じる問題にも取り組みました。
縦に本を開く天綴じを採用することで、カフェのテーブルのような小さなスペースでも本を開くことができます。中綴じなので本が勝手に閉じることもありません。また、片手でページをめくるだけで内容を簡単に探せるようにもしています。