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伝えたい「内容」を、わかりやすく「咀嚼」し、「順番」に相手に提示していく。これが「相手へ伝える」ための基本です。
言い換えれば、相手へ伝える「情報」の正体を理解し、
コントロールするということ。
これは視覚的なコミュニケーション—スライドやポスターなど—でも、何も変わりません。
情報をデザインし、カンバスに配置して、理解しやすくする。
これがレイアウトであり、今回のテーマでもあります。
あなたの持つコンテンツをより魅力的にするためにも、
レイアウトの本質を知り本誌で実践していきましょう!!!
PPRMシリーズでは、「相手へ何かを伝える」ために、文字と文字組みから始まり、イラストレーション、動画像の編集と、PowerPointを使ったデザインの方法を紹介してきました。
しかし、これら一つひとつを綺麗に作れたとしても、読みづらく/見づらく配置してしまっては、意味がありません。宝の持ち腐れです。
手にした宝を最大限活用するためには、まずその宝=各表現方法がどのような情報を持つのか、理解を深めるところから始まります。
自身が持つ「伝えたい内容」を、異なる背景を持つ相手のために、どのような情報要素で、どのような重要度で、どの順番に示すのか。これらをビジュアルに落とし込むのが、「レイアウトする」ということなのです。
相手に伝える醍醐味、奥深きレイアウトの世界をぜひ楽しみましょう!